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この季節は防除の【防】を

ここ最近暖かい日が続いてます。 
北陸はまだ雪が降る可能性ありますので油断は出来ませんが、そろそろ油断した浮かれた虫が発生してきます。 
生命の営みが云々と言う目で見れば微笑ましくも感じますが、日本に自生して無い珍奇な植物を育ててる身になると虫は招かざる客でもあります。  
 
この時季は園芸実践家(まにあ)にとっては害虫との闘いのゴングがなる時季であります。   
 
害虫は小さい内の先制攻撃が有効です。 
 
と言う訳で今回は防除の防を重視した戯事です。  


多肉植物などに襲来が予測されるこの時季の病害虫と言えば、カイガラムシ(ワタムシ、ネジラミなども全てカイガラムシの仲間です!)  アブラムシなどの吸汁性の虫です。  
吸汁とは根や幹や花茎、茎に取り付いて齧って汁をちゅうちゅう吸う事です…齧られた部位から菌やバイラスが入ったりしますし、枯れたりしますし、見た目にもよくありません。 
上の画像を見て頂くとカイガラムシの被害を受けた株と健康な株があると思いますが、被害を受けた株(画面上)は成長点が著しく弱ります。 
 
こうなる前に予防する作業が大事になります。  
 

害虫の予防としては前の記事で物理的な防除を先ずやりましょうと書きました。  
 
物理的防除とは 
周辺の環境を、整えて害虫の住まいを少なくする。 
植え替えを行う。 
害虫が居たら、手で除去してオキシドールの10倍液などで洗浄をしてから植え替える。 
※洗浄のやり方は色々あります。 
オキシドールは、農薬では有りませんので物理的防除としてます。 
 
 
などありますが、それでも不安、植え替えはしたばかりだからなるべく鉢は触りたく無いなどの事情があれば、最終手段として農薬の登場となります。 

 
他にも色々ありますが、上の画像でこの時季有効が期待される市販で手に入る薬剤をいくつか並べて見ました。 他にもベニカも口コミでありますが、成分はカイガラムシエアゾールと同じなので除外しました。 
オルトランや殺虫剤入り液肥などは即効で効く物では無く、成分が株に浸透して初めて効果があります…つまり健康な株を作るのが大前提となります。   
 
カイガラムシエアゾールやベニカスプレーは洗浄や予防薬でどうにもならない時につかいます。 
 
偶に、これらの薬剤を散布しても全然駄目だったと言う話を聞きますが、それは根が無かったり環境が合わずに株が育たないなどが要因では無いかと思ってます。   
 
薬剤は、匂いが、キツイ(これは散布した事を知らせる成分由来で農薬の原材料は基本無味無臭です…怖いですね~~) 人体や他の生き物に対して心配。  
 
などのマイナス要因もありますが、園芸作業を飛躍的に楽にする事も出来ます…が、それも使い方次第です。。。薬剤を最小限かつ効率的に使うのなら今の季節の防除の【防】が大事になります。
  

余談ですが、農薬を使用する場合はラベルを読んで成分を確かめて別の成分になるように気をつけてください。  
同じ成分の薬剤を使い続けると虫に耐性がつき農薬が無効化する事例が沢山あります。 
 
 
興味がある農薬の成分は検索して見てください。
 
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ハオをベラボンで植えてみました。

気付いたら半年位当blogを放置してました…放置理由は其れなりに有るのですが、この記事にはどうでも良い事なので…と言う訳で今回の記事はハオルチアをベラボンで植えてみたと言う話しです。 
  
ベラボンとは?…説明は面倒ですし、氾濫するコピぺ擬きの何処のどれとは言いませんが、実践もしたことないライターが受け売りで書いたような園芸系のマトメサイトやお洒落な記事などからでも検索すれば情報だけはわんさか出て来ますので興味があれば調べて下さい…当記事では画像でこんな物かと思って頂けると助かります。
   
…あ、あつい本音…じゃなかった毒舌になってしまいましたすいません。。。  
 
ライターも立派なおしごとだと思いますが、園芸に関しては実践して見てから発信、嘘や出鱈目は発信して欲しくないと思ったので以下略。 

 
清潔に使える保水性もある優れた園芸資材と言う訳です。 
 園芸屋やホムセンの片隅で袋が変色するくらい黄昏れてますが、腐りにくいし軽いので扱いやすい資材でもあります。 
 
そんなベラボンでハオルチアを植えてみました。 
 

 
サラサラで清潔感があり、ヤシの油分かシットリしてます。 
説明書きの通り水で少しふやかします。 
 

 
ふやかしてる合間にハオを抜き取ります。 
…土に慣れた根がイキナリヤシガラ資材に突っ込まれる訳ですので少し慣らす意味でベラボンと普段使ってる用土を半分づつ混ぜた物で植えました。 
通常土で植える場合は乾いた状態で植え付けする物ですが、説明書き通り湿った資材で植えつけするので植え付け前に根に配合した資材を詰めてから植えた方が良さげです(風蘭などの植え付けをイメージされたら良いか) 
 


 
こんな感じでグラグラしない様根をキズつけない様にかつしっかり資材を詰めて植えて見ました。 
 
結果はまだ分かりませんし、リスクもある程度有ると思いますが、良い点ももっと沢山あると思いますので気が向いたら報告したいと思います。  
※ヤシガラ資材にはリトリコデルマ菌核が発生して株の生育を阻害すると言う報告もありますが、トリコデルマ菌核は白絹病の菌核を抑制する有用性もあったりします。。。要はバランスが大事なんだと思います。

輸入のハオルチアのクローン苗を湯上げして見た。

クローン苗(だけでは有りませんが)ハオルチア等を輸入すると長旅で干からびてる事が多々あると思います。  
 
植物の干からびた標本を収集する趣味なら問題は有りませんが、栽培したいとなると折角手間とお金を掛けたのにスタートラインが厳しすぎます。。。 
 
其処で干からびた苗を迅速かつ確実に蘇らせる方法の一つとして湯上げと言う方法があります。 
 
この記事はそんな干からびた苗を湯上げしてみた結果(経過報告)を紹介する内容となります。 
 
※ただし、これは苗が湯上げによって上手く馴化して大成功した~と言う内容の記事では有りません、ただ自分が行った事を事実として記録にしているだけ…です。 
 
 
 
↑4月ごろにお願いをして届いた苗の状態。 
頼んだ時期の関係で根も葉も干からびた状態で到着しました。 
 
そこで、50度前後の湯冷しに30秒ほど苗を浸して何となく水分を吸ったと思ったらそのまま植え付け。↓ 
 
 
 
…もう少しパツパツになってから植え付けしても良かった気もしますが…。 
 
 
 
少し湿度が高めの適温24度位の場所(育苗の機械)で管理して2週間経過した↑の写真。 
新しい根が出てきました。
この時点で霧吹きでの水遣り開始しました。 
 
 
 
慎重に水遣りして更に1か月後↑ 
無理やり膨らんだ感が有りますがしっかり根も張って来ました。 
 
更に1か月後↓ 
 
 
  
暗い場所で管理してたので伸びましたが、完全に活着して馴化もしてくれたようです。  
この頃にはもう液肥を与え、育苗器の蓋を完全に外して外気(室内)に慣れさせています。
 
 
 
そして7月29日の様子がこちら。 
新しい葉も伸びて来て葉緑素も増えて来た様なので通常管理に(外のハウス) 
 
後は枯らさない様に馴化させて行くだけに成りました。  
 
成長促進と馴化を優先させてるので、作り直しは来シーズンの楽しみになります。 
 
因みに湯上げの方法は一時期流行った野菜のお湯洗いがヒントになりましたが、英国シクラメン協会のジャーナル紙にも干からびた塊根を40度位のお湯に30分浸すと塊根が膨らみ復活する確率が高くなると記述されてました。 
 
何度も繰り返しますが、湯上げのおかげでこうなったと言う記事では有りません。湯上げをしたらこうなったと言う事実を記録しただけの記事です。 
真似をして失敗したと言われても責任は取れませんので他にも細かい作業を行いましたが詳しくは言及しません。
 
湯上げの効果や成功率などはこれからの経験で調べれたら良いかなと思います。
 

多肉植物における農薬の使い方(ローテーションを組んで減農薬を試みる)

農薬におけるローテーションとは? 
前の記事に同じ薬剤を使い続けていると害虫の抵抗性が高まり農薬が効かなくなる・むしろ天敵を減らして余計に増やす結果になるので要注意と書きました。 
 
其処で計画を立てて数種類の農薬を使い上手く防除するローテーション防除と言う考えがあります。 
 
が、 ローテーションとは違う名前の薬剤を使えば良い!と言う単純なことでは無いのですが、それで良いと不十分な理解をしてるケースも多いです。 
 
どう言う事かと言うと、 
 
 
多肉植物の最大の敵と言えるカイガラムシに有効な市販されてる薬剤を並べてみましたが、ラベルをよく見ると、成分が同じと言う事がよくあります。 
ラベルだけ変えて売るの?なんで?メーカーが悪い?と言う話しは当ブログの書きたい事では有りませんので言及はしませんが、ラベルがちがっていても同じような農薬を散布してる事になります。  
 
そうなると間違えたローテーション防除をしてると言う事になります。 
 
※メーカーも愚かでは有りませんのでホームページである程度情報を開示してますので参考に 。
  
http://www.sc-engei.co.jp/rose/rose002.html 
 
其処でローテーションを、更に発展させたブロックローテーションと言う考え方が出てきました。 
 
ブロックローテーションとは有効成分だけではなく、系統も別な物に変えて防除して農薬を有効に使用すると言う考え方です。 
 
系統とは成分の大元になる原料見たいな物と考えると分かりやすいかと思います。農薬を購入する前には必ず調べて頂きたいと思います。 
簡単に多肉植物に有効であろう(適用外なのですが)と思われる市販されてる殺虫剤薬剤の系統を。  
※当ブログは害虫に重きを置いて書いてきたのでダニや病気は各自お調べください。
 
有機リン系 …オルトラン、スプラサイド、ダイアジノン、アクテリック等  
 
ネオニコチノイド系…オルトランDX 、ベニカ等 
 
ピメトロジン…チェス 
 
不明…コルト 
 
等 
 
農薬と環境問題に付いて色んな議論が出てますが、当ブログは害虫防除と言う視点で書いてるので其処には触れて居りません。 
 
また、コレだけの農薬を、使わないと行けないのか?と言う疑問も有ると思いますが、前の記事で薬剤は最終的な選択と書きました。 
一見すると矛盾してると思われますが、効果的に薬剤を使用する事は結果薬剤を減らすことが出来ると思います。 
その場しのぎでは長く園芸は出来ませんので長く園芸を楽しみヒントが少しでも有れば幸いです。
 
 

多肉植物における農薬の使い方(防除マニュアルを組んでみよう)

防除とは、虫を防ぎ取り除くと言う意味合いであって目の前の虫を殺害する薬を寄越せ!農薬散布した結果目に見えなくなってヨカッタヨカッタ…などと言う短絡的な物では無い…  
と予め言っておきます。 
 
農薬には系統と言うものがありそれぞれターゲットにしている害虫が違い薬剤の系統により如何やって害虫に取り込ませるかが違います。。。 
 
詳しくは省きますが、神経毒、脱皮を阻害する、窒息死させる、消化器官を破壊する毒、ホルモンを刺激する、電気信号を利用して興奮状態にさせる、、、などがあります。。。  
更に同じタイプの薬剤にも成分毎に細かく分類されてまして其れを系統と呼びます。 
 
まぁ色んな方法で殺害するわけですが、そんな農薬でも使い続けるにはリスクがあります。   
 
虫に耐性、抵抗性が付くリスクです。 良く効く薬ほど生き残った虫には耐性が付きやすいと言われてまして、実際外国では同じ農薬を使い続けたせいで農薬が効か無い…逆に増えるという事例があります。 
 
多肉植物を育ててる人には身に覚え無いですか? 
 
同じ薬剤を口コミで効くよ~と聞いてずっと使い続けてる人が結構います。
 

 
例を挙げれば、オルトラン、アクテリック、ベニカ…等が主にカイガラムシに適用が上がっていて口コミ中心にして多く使われてます。   
 
口コミが悪いと言う意味ではありませんし、実際効果は有ります…しかし、無計画に使い続けてるとリスクが出ると言う事になります。  
脅すわけではありませんが、一切の薬剤が通用し無いスーパーカイガラムシやスーパーヨトウなど現れて農薬散布したら天敵だけ居なくなり結果逆に増えると言う事もあり得ます。  
ウチはコレで問題無い!と言う意見もありますが、問題無く使い続けるのは不可能でいつかはしわ寄せが来ます。 
 
其処で物理的防除と農薬に寄る防除を上手く組み合わせてマニュアルを自分なりに考えて作るのが園芸だと思います。 
 
例えば、前回の記事で書いた防虫対策をしつつ害虫発生初期段階で叩く、予防農薬を組み合わせる…市販薬ではネオニコチノイド系の薬剤を上手く使いながら有機リン系の薬剤を使うと言う風に薬剤ローテーションを組んで使うなどが結果無理なく長く園芸を続ける事が出来ると思います。 
 
虫が出た!いやー!薬で死ね死ね!だけば無駄かつ無計画な作業であるとおもいます。 
 
次回は農薬のローテーションとはなんぞや?という話をするかもしれません。
プロフィール

kawaken

Author:kawaken
時々ロックになる民俗学が好きな植物偏愛家です。
役に立つ事もたまに言うかもしれないけど、基本だらじゃべり。
時々若さ?ゆえの暴走もあるかも無いかも。
その時はご笑納を。

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